5月14日(火)にセミナーを行います。

ご興味のある方はぜひご参加ください。

 

日時: 2019年5月14日(火) 10:30 – 11:30

場所: 大阪大学豊中キャンパス 基礎工学部国際棟セミナー室

(こちらの https://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka 21番の建物です。)

 

講師: 平山 朋子 先生(京都大学大学院工学研究科機械理工学専攻 教授)

題目: 固液界面とトライボロジー

概要:
トライボロジーとは摺動面における摩擦、摩耗の抑制と潤滑状態のコントロールを目的とした学問であり、近年の機器の省エネルギー化の流れにおいて、その役割はますます重要性を増している。摺動面の多くは潤滑油で湿潤された状態にあり、その摩擦係数には潤滑油中に含まれる添加剤が極めて大きな影響を及ぼす。中でも油性剤や極圧剤と呼ばれる添加剤は基板最表面に吸着(場合によっては反応)し、境界潤滑層と呼ばれるぬるぬるとした層を形成することにより摩擦係数を大幅に下げ得る。本発表では、近年の分析技術の発展によって解明された固液界面構造とトライボロジー特性の関係性を基軸に、トライボロジー分野の最新動向に関して概説する。