藤原です。10月17日〜20日まで、ドイツのLeipzig UniversityのThomas Magin研究室を訪問してきました。

Leipzigはドイツの東に位置し、伝統的な建築物と近代的な建築物が共存する素敵な街でした。

ライプツィヒ駅

ライプツィヒ大学の本部の建物

中間径フィラメントは細胞骨格の構成成分ですが、他の細胞骨格(アクチン繊維や微小管)と比較すると、制御するシグナル伝達経路や分子メカニズムなど不明な点が多い蛋白質です。Magin先生は中間径フィラメント研究で世界でトップを走るお一人です。

私はケラチン中間径フィラメントに着目し、細胞内外の力の発生やセンシングとの関係、さらにそれを制御する分子メカニズムに興味を持って研究を行っています。今回は、中間径フィラメント研究の世界的な動向を知ること、私の研究について助言をいただくこと、また研究手法について学ぶことを目的としてMagin研究室を訪問しました。下はラボのメンバーと撮った写真です(右端がMagin教授、藤原は右から3人目)。

4日間の滞在中、ラボセミナーで私の研究紹介をする機会を頂きました。皆さん中間径フィラメントのエキスパートで、貴重なコメントをたくさん頂戴し、見過ごしていた問題点や論点に気づかされました。また、出口研独自技術であるWrinkle formation assayにも非常に興味を持っていただきました。顔を合わせてのディスカッションから学ぶこと、現地でなければ知り得ない情報、訪問して本当によかったです。

滞在中、Magin先生はじめ、研究室のメンバーの皆さんにとてもよくしていただきました。

I would like to thank you for your kindness and hospitality during my Leipzig trip!