出口です。年の瀬が迫るこの季節、寒さを忘れさせてくれる温かい出会いと未来へのわくわく感。12月2日(月)より、助教・齋藤先生、D2・上田さんとUCL(University College London)に滞在してきました。目的はグラント採択により、Reza Haqshenasさんと共同研究を行うためです。
最初に挨拶代わりにセミナーをさせていただきました。
齋藤先生は実験で大活躍。阪大に着任されて2ヶ月経ちましたが、それ以前の外国での楽しい実験を思い出されたことでしょう。私も個人的に、観察結果がどうなるだろう・・と暗室で固唾をのんで見守る、、そんな新しい実験に取り組むとき特有のあの独特な感覚を、久しぶりに味わうことができました。
共同研究先のラボは皆さん温かい方達ばかりでした。下記写真は歓迎会で、最終日にはもっと大勢での忘年会にもお誘いいただきました(いろんなポーズで撮った写真をそう言えば頂いていない)。来年2月には逆に大阪までお越しいただくことになっており、これからも共同研究でご一緒できることを嬉しく思います。
UCL滞在中はその他のメカノ関連分野の方々も個別訪問して交流することができました。なお、UCLは幕末に多くの日本人が留学した場所で、その時代(+ 戦国時代)に特化して歴史好きな私としては、長州ファイブに気持ちだけなりきって過ごしていました(写真はJapanese Garden)。
またせっかくのイギリス出張の機会ということでケンブリッジ大学のDeshpande先生(細胞の適応的挙動に関する熱力学的研究)をご訪問することができました。上田さんもトークでご活躍されて大変有意義な時間となりました。
ケンブリッジでは、いつも私自身の阪大での大学院講義(トピック:生命とは何か?)で熱く語っているダーウィンの下宿先(左)を眺めてここでも気持ちはダーウィンになりきり、同じくいつも学部講義(フーリエ変換について説明後にDNAのX線回折パターンについて解説)で語っているワトソン&クリックが議論したパブThe Eagleでは昼食を(右)。
ところで、ケンブリッジではふと齋藤先生ともども髪型が変わりました。
仕事終わりの観光パート:ビッグベン、ウェストミンスター寺院、サッカー観戦とその直前の夕飯。訪問先の人々は温かかったけど、外はとにかく寒かったです。
齋藤先生と私は一週間の滞在でしたが、上田さんはこの後も残り留学を続けます(ブログ後半へ)。お気をつけて。
齋藤先生と帰国便で意図せず隣席(間は空席)になってしまいました!何かの導きか最後まで素敵な出会い(搭乗直後の再会)でした。