出口です。バイオエンジニアリング講演会(1月21・22日、名古屋)の前日に、私の恩師の松崎雄嗣先生(写真の左から二人目)を囲んでお食事する機会がありました。研究キャリアの最初の3年間で松崎先生からご指導を受けなければ、今の自分は全く違う人間になっていたと思います。そのお陰でこれまで充実した人生を過ごすことができ、松崎先生には深く感謝しているところです。また、過去にあった試練を乗り越えることができたのは、松崎研での時間を過ごしたことで、自分の考えの基礎ができていたためだと思います。



名大・松崎研で修士までを過ごし、博士課程からは東北大・佐藤正明先生の研究室に移りました。下記写真は今回、佐藤研出身メンバーとご一緒したものです。学会は研究成果をアピールする戦いの場であることに加えて、こういった同門メンバーや学友と旧交を温めることのできる楽しい場でもあります。


最後の写真はM2の石川君と撮ったものです。名工大時代から通算3年間を出口研で過ごし、昨年には阪大への引っ越しなどで苦労をかけました。彼はこの3月に卒業するため、今回が最後の学会参加になりました。今回発表した研究成果(トランスジェリン1のアクチン結合機構)はお陰様で好評だったように思います。石川君は、出口研が目指してきた「自主性を引き出す」教育の成功例になったと思います。彼は研究課題をどう深めていこう??と自分自身でワクワクしてオリジナルを追求できる感覚と能力に目覚めたと思います。(名工大メンバー内限定で?)毒舌キャラが定着しましたが、年齢の上下に関わらず誰もが力を貸したくなるような人柄です。間もなく出口研を去るのは惜しいし寂しいですが、これからの一層の活躍を期待しています。