D2の上田です.
3/9-3/13にかけて開催されたJSPS主催の16th HOPE MeetingにFellowとして採択頂き参加しました.
HOPE Meetingは,ノーベル賞受賞者等とアジア・太平洋・アフリカ地域を主として選抜された若手研究者達が,約1週間にわたりレクチャーやディスカッションを行うことができる大変貴重で刺激的な国際会議です.
本年度は約100人の国内外若手研究者(日本人は約15名ほど)と以下のノーベル賞受賞者が参加されていました:
Takaaki KAJITA
Nobel Laureate in Physics 2025 for the discovery of neutrino oscillations, which shows neutrinos have mass
Brian P. SCHMIDT
Nobel Laureate in Physics 2011 for the discovery of the accelerating expansion of the Universe through observations of distant supernovae
Bernard L. FERINGA
Nobel Laureate in Chemistry 2016 for the design and synthesis of molecular machines
Ada YONATH
Nobel Laureate in Chemistry 2009 for studies of structure and function of the ribosome
Svante PÄÄBO
Nobel Laureate in Physiology or Medicine 2022 for discoveries concerning the genomes of extinct hominins and human evolution
Andrew Zachary FIRE
Nobel Laureate in Physiology or Medicine 2006 for discovery of RNA interference – gene silencing by double-stranded RNA
さらに本会議期間中に,Nobel Prize Dialogue Tokyo にも参加をしました.
“The Future of Life”のタイトルのもと,上記に加え以下4名のノーベル賞受賞者と国内外研究者達が,科学技術と生命の未来について議論が繰り広げられました.
Geoffrey HINTON
Nobel Laureate in Physics 2024 for foundational discoveries and inventions that enable machine learning with artificial neural networks
William D. PHILLIPS
Nobel Laureate in Physics 1997 for development of methods to cool and trap atoms with laser light
Richard Roberts
Nobel Lecture in Physiology or Medicine 1993 for discoveries of split genes
Akira YOSHIDA
Nobel Lecture in Chemistry 2019 for accomplishments regarding the development of lithium-ion batteries
ノーベル賞受賞者達がひとつのステージに上がり,英顔で大きなエールを送ってくださった光景はとても感動的で忘れられないシーンとなりました.
非常に優秀で高いモチベーションをもつ若手研究者達が参加しており,ポスターや研究討議の時間だけでなく,朝ごはんの席,講義で隣り合わせた時,廊下ですれ違った際など,全ての人が出会うとすぐに名前と研究グループ,自身の研究について紹介をし合っており,とても刺激的でした.
バックグラウンドは化学・生物・物理等,多様にも関わらず,誰と話しても研究トークで盛り上がることができました.研究者として,サイエンスという大きな括りの中で,特定分野に依らず,広範な知見と視野,関心をもつことの重要性とその先にある面白さを改めて感じました.
さらに参加者の多くはポスドクやスタッフ等,キャリアの少し先輩だったことも,自分の将来を考えるうえで大変有意義で刺激を受けました.
ノーベル賞受賞者らからの講義では,これまでの研究だけでなく,今取り組まれている研究,これからチャレンジする研究など,とにかくワクワクし続ける時間でした.
さらにディスカッションとして,少人数でノーベル賞受賞の先生方に何でも質問ができるという大変貴重な時間もありました.全ての先生に質問させて頂き,とても楽しく励まされました.
まさに我々の研究対象のひとつである分子モーターでノーベル賞を受賞されたFeringa先生の講義,ディスカッションは個人的には楽しくて仕方がない時間でした.Feringa先生から頂いた”Follow your dream”という言葉をこれからも忘れず励んでいきたいと思います.
ノーベル賞受賞者の方々との交流を通じ,研究に対するピュアなモチベーションのもつ大きなエネルギーとかっこよさをとても感じました.
もちろん実績も研究もまだまだ遠く及びませんが,それでも毎年のノーベル賞受賞をネット記事で眺めていたこれまでと違い,本機会を通じ,研究者という同じ世界で確実に彼らと繋がっていること,今この瞬間も研究が大好きで計り知れない挑戦をし続けている研究者のひとりであることを知れたのは,少しだけ彼らの存在が身近に感じとても大きなモチベーションになりました.
また国内外の優秀な若手研究者らとの交流も,自分もまだまだ頑張らないといけないと背筋が伸びる機会となりました.終了後の今も交流を続けて頂き沢山日々刺激を受けています.
改めてこのような大変貴重な機会に参加させて頂き関係者の皆様に感謝申し上げます.
These photos were provided by colleagues who met at the HOPE Meeting. Thank you, I look forward to seeing you again!